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パリオリンピック金メダリスト・元木咲良選手による特別講演会を実施しました!

令和6年11月8日 今年度の進路人権講演会を兼ねた特別講演会を実施しました。

講師は、今夏に行われたパリオリンピックに出場し、レスリング競技女子62kg級において金メダルを獲得した元木咲良選手です。「パリオリンピックまでの道のり~逆境を糧に~」という演題でお話していただきました。

日本代表のジャージを着て、胸には輝く金メダルを提げて登場した元木選手に、生徒の歓声が上がりました。

レスリングと出会い、パリオリンピックで金メダルを獲得するまでの過程において、元木選手が体験した数々の試練や、それをどのように乗り越えてきたかなどを、大変わかりやすくお話くださいました。

挫折を乗り越え、「自信がないことを自信に変える」ことを実践し、周囲への感謝を忘れずに日々を過ごしてきた元木選手の言葉は大変力強く、受験を控えている3年生や部活動をしている生徒はもちろん、すべての生徒・教職員が「よし、がんばろう!」と勇気をもらえる講演でした。

元木選手、ご講演本当にありがとうございました。これからのご活躍を、池田高校一同お祈りしています!

【生徒の感想より】

〇オリンピック選手といえば小さい頃からその競技で良い成績を残してトロフィーやメダルだらけだと思っていたけど、他の人より努力して、分析して、自分の戦い方を確立したというところが印象に残っています。そして、不器用で覚えも悪いとおっしゃっていたけれど、誰よりも努力していたからオリンピックで金メダルを取ることができたのだと思いました。努力することは誰でもできるけど、試合で勝てるように努力を継続して結果につなげることは限られた人にしかできないと思うので、元木選手はやっぱりすごいな!と思いました。

「頑張ったことは必ず糧になる」という言葉が印象に残りました。何度も何度も挫折して、きっと私だったら耐えられなくて途中で辞めてしまうと思います。ですが、元木選手は過去の自分や周りの方々に支えてもらって何度も復活していました。過去は消えないからこそ、つらい過去から学んだり、良い過去や頑張って来た過去に力をもらえたりするのだと思いました。

〇今回の講演で気づいたことは「うまくいかないことは自分の実力が落ちているのではない」ということです。私は難しい問題が解けないとき、自分の実力が落ちたと思い、そのことにとらわれて引きずっていました。でも、咲良選手が「うまくいかないことが成長の過程であるのは当たり前で、実力が落ちているのではないよ」とおっしゃっているのを聴いて、これからこの考え方を実践しようと思いました。

〇日常生活の中で私も自信がなくなったり、後悔して悩んでしまうこともありますが、元木選手の話を聴いて、全部が全部無駄なことではないと知り、これからどうしていけばいいのか前向きに考えたいと思いました。これから夢や目標に向かっていくなかで、支えてくれる周りの人達の存在を忘れずに、感謝の気持ちを持とうと思いました。もし心が折れそうになったら、元木選手のように今まで頑張って来た自分を思い出そうと思いました。