日誌

キャリア教育特別講義開催しました

12月18日(火)午前9時35分から午前11時25分まで,本校体育館において,1・2年生の普通科生徒を対象に,キャリア教育特別講義を実施しました。テーマは「傾斜地農業を探る」で,講師には徳島剣山世界農業遺産推進協議会事務局(つるぎ町商工観光課課長補佐)大島理仁氏,東みよし町西庄良所会会長平野重秋氏,合同会社法市の干し芋営業部長山川貴久夫氏の3名にお願いすることができました。
 大島さんからは,世界農業遺産認定と2市2町のその後の取り組み,ふるさと回帰の意識を持とうといったお話しをいただきました。平野さんからは,西庄良所会の取り組みや昔の田舎の生活についてのお話し,山川さんからは合同会社法市の干し芋の起業と6次産業化に関する貴重なお話を聞かせていただきました。
 なお,今回の特別講義は,池田高校普通科主管,徳島剣山世界農業遺産推進協議会との共催,徳島県西部総合県民局三好・美馬農業支援センター,三好市の協力により行ったものです。
 生徒の感想を抜粋して紹介します。
○自分のふるさとに誇りを持って生活していきたいと思う。これからは,伝統的な農業や生きた遺産に関心を持って大切にしたい。
○ビデオに出てくるほとんどがお年寄りということだ。場所によっては傾斜40°ともなる地で年配の方が作業をするというのはとても大変だと思う。これからの未来を担う私たちにできることは何だろうと考えることができた。もっと自分たちの町について知り,いろんな意見を持ちたい。
○自分の地域だからこそ,人ごとのようにするのではなく,問題点や課題があればしっかり知っておくべきだと思った。そして,その課題等に対して私自身も力になれる部分は積極的に取り組みたいと思った。
○世界農業遺産に取り組み,「人口減少している地域に光を」という大島さんの考えは素晴らしいと思う。世界農業遺産に認定された後,私たちにできることは貢献することなので,貢献したいなと思った。傾斜地農業のことを,もっと多くの人に知ってもらいた い。
○自分のふるさとの文化などを知り,それらを大切に残し伝えていくことが大事だと思った。自分たちがふるさとのためにできることを精一杯行い,ふるさとをよりよいものにしていきたいと思った。
 池田高校では県下の高校に先立ち,主に探究活動を通して,世界農業遺産や傾斜地農業についても様々な観点から学習しています。これからますます深化していきます。