校長室便り

2021年6月の記事一覧

校長室便り 1学期始業式 あいさつ

 令和3年度 1学期始業式 あいさつ

皆さん、おはようございます。

さて、本日から、令和3年度の始まりです。
気分一新。新年度にむけての新しいステージの幕開け。
昨年度は、時間の大切さや目標を立てることの大切さについて話をしました。

 本年度も、校長の今感じている「思い」や「考え」を、そして、
「今、みんなにしてほしいこと」。「今、すべきこと」を述べたいと思います。

 実は、先生の高校時代を振り返ってみて、当時の校長先生の式辞を思い起こしてみると、恥ずかしいことですが、中身は全く覚えていません。

 でも、校長先生の「学校に対する思い」や「教育への情熱」
「生徒へ対する姿勢」など、話を通して校長先生の「人柄」はしっかり感じたのを覚えています。
 その中身は、生徒に対する「叱咤」であったり、「啓示」であったり、「戒め」、「賞賛」、時としてその後の行動の起爆剤にもなったりしたのを思い出します。今考えると、その時その時代や生徒の状況に応じた校長先生からの生徒に対するメッセージでした。

 私は「言葉の持つ力」というのは大変大きいものがあると思っています。その言葉で、人の生き方や考え方が変わるかもしれない。

 先日、部屋の片付けをしているとき。外国からの一通の手紙が出てきました。私が教諭時代の教え子からの手紙でした。写真入りで。その写真には同僚たちに囲まれた、はつらつとした彼女の笑顔がありました。彼女は当時進路に悩んで、相談に来た生徒でした。

 手紙には、当時の先生の一言が、「私の人生を変えてくれた。」という内容でした。将来の進路で悩んでいた彼女に言った言葉「自分の心に素直になること。したいことすればいい。」

 今、彼女は海外のボランティア事業に参加し、今はその部署の幹部。英語はペラペラ。現地で今も活躍しています。

 当時、私も若く体験や情報も十分ではないなか、彼女には心の底から真剣に考えて、その答えを伝えた記憶があります。

 人がその言葉で動く時は、そのメッセージが人の心に浸透しないと人は動きません。その言葉が心を揺り動かすものでないと人は動かきません。人を感動させたり、人を動かせるのはそれに対する思いがあるかどうかだと思います。

 さらに、その聞き手の状態によっても、変わってきます。
 悩んでいるとき。腹が立っているとき。することがいっぱいで人の話を聞く余裕がない時など。(また、年とともに経験が深まり、なかなか人の話を素直に聞けなくなることも事実です。)

 人が成長でき、人生の夢がかなえる秘訣は、人の話を聴けること。雑念を取り除き、素直に傾聴すること。何を言いたいのか内容を理解すること。素直に受容できる姿勢があることだと思います。その姿勢作りはみんなの「心がけ次第」。

 そして、行動すること。動くこと。今日のこれからの話をどう受け止め、どう行動するかは、君たちの心がけ次第。

 私(先生)は、なぜ高校の先生になりたかったと思いますか。
それは人生の中で一番輝いていた時代が高校生だったから。
することなすことが新鮮で、やればやるほど気持ちが入りそんな青春時代をもう一度みんなとともにしたいと思ったから。

 みんなには一番輝いているこの時期を、チャンスに満ちたこの時期を無駄に過ごしてほしくない。どんな道にも進めるチャンスがある。

 自分のやる気と行動で人生が変わる。鋭敏な感性。やる気。目標を達成できる体力気力が充実しているときが高校時代。

 ならば、「目標」を立ててください。自分が決めた、納得したものを。
 そして、「行動」してください。机に向かってください。
 毎日続けてください。「習慣化」短い時間でも回数を。

    やる気スイッチは「行動」から・・・です。
 やる気という気持ちだけではスイッチは入りません。「行動」が脳のスイッチを入れてくれます。                                                           

最後に
 新3年生にお願いしたいこと。
 上級生としての「自覚ある行動」を期待したい。
 先輩としての後輩へのよき道しるべになる行動をしてほしい。
 本日から最高学年としての自覚をもってほしい。
 この学校を動かす最高学年。
 最後の1年の時間を大切に。


 新2年生にお願いしたいこと。
 池高を動かすエンジンとなる、中核となる学年。
 精力的に動いてほしい。学習はもとより部活動や学校行事に
 入学してくる1年生後輩の手本となるように。

 
 それでは、この1年、よいスタートが切れますよう、
 生徒の皆さんの成長、池田高校の発展を願って、始業式の挨拶と致します。

 


 

 

 

 

 

 

 


                   

 

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校長室便り 3学期終業式あいさつ

令和2年度 3学期終業式あいさつ

おはようございます。
  いよいよ本日で本年度が終了します。まず、この一年、生徒の皆さんが大きな怪我や事故なく、この終業式を迎えれたことに感謝します。                                                 

 本年度は、コロナ禍のなか、感染症対策のための「新しい生活様式」が求められ、「高校総体」や東雲祭をはじめ、様々な「学校行事」の規模縮小など、多くの制約を余儀なくされました。そうしたなかでも、皆さんは諦めることなく、いつも前向きに、柔軟な発想で適切に行動してくれました。        

 その姿に、先生方は「君たちを応援せないかん、しっかり支えてやらないかん。」いという気持ちにさせてくれました。本当にありがとう。

 さて、本日は1年間の締めくくりの式です。大きな節目の時。
別れと出会い。不安と期待。いろんな思いが入り交じっている時かなぁと思います。この後、離任式がありますが、おそらく先生方も同じ気持ちだろうと思います。

 でもそんな人生の節目の時は、自分をステップアップ、成長させるチャンスでもあります。大半のクラスではクラス替えがあり担任の先生も替わります。1年間の総決算とこれから始まる新学期に向けての心新たに挑戦できる時。自分を変えれるチャンスの時でもあります。                   

 この機会を生かすも殺すもあなた次第。新年度に向けて、より高見を目指し目標を立ててください。自分が代われるチャンスです。

 さて、来年度は「徳島ギガスクール構想」の幕開け。県下全ての高校ひとりひとりにタブレットが支給され、教室には電子黒板が設置されます。いよいよ情報化社会に対応する教育が行われます。    

 皆さんは未来に生きる人です。皆さんの生きる社会は自動運転、人工知能AIがあらゆる分野で存在感を増し、仕事のやり方や職業のあり方さえも予測できない時代。                         

 そんな時代に必要な力とは、様々な課題に対し、自ら主体的に考え、必要な情報を集め、自ら解決いていく力、生き抜く力が求められています。固定観念に縛られるのでなく、柔軟な発想と適切な行動力で対応していく力です。                                      

 これからの時代に求められる力をしっかり身につけ、豊かな人生を送ってほしいと願っています。 

 これからも、皆さんのがんばりにしっかりサポートしていきます。これからもみんなの行動はしっかり見ていきます。

 目標を見定めて、毎日の努力を積み重ねてください。

    努力は決して裏切りません。また、新学期に皆さんの元気な顔が見れることを願って、挨拶とします。 

 

 

 

 

 

 

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